DCT杭引抜工法
■PC杭 ■RC杭 ■場所打杭 ■六角杭 
■鋼管杭 ■ペデスタル杭 ■松杭
特許登録 
第1495990号
第1866125号他
■工法の概要
ここに紹介するDCT杭引抜き工法は、不要な杭を
ケーシングスクリューの中に入れてしまい杭をそっくり抜いてしまう工法です。 杭径にあわせてケーシングスクリュー径を決め、杭の長さに応じて自由に継ぎ足しできます。 PC杭、RC杭、場所打杭、六角杭、鋼管杭、H型鋼など汎用性が広く経済的な この工法をご検討くださいますようお願い申し上げます。
■工法の特徴
1
無振動、無騒音で杭の引抜作業が出来る。
2
懸垂式機種(ブームタイプ)で作業が出来るため狭い場所でも施工が可能です。
3
競り合い杭があっても特殊ヘッドで削り、引き抜くことが出来る。
4
地層により多少の水を噴射して能率を上げることが出来る。
5
特殊チャックを使用しGL-20〜30m下の杭でも引き抜くことが出来る。
6
引き残しのない様に即座に剣先を見ることが出来るので安心出来る。
7
杭を抜いた後の軟弱地盤をソイルセメントで現地盤と同様に出来る。(注文に応じて行います。)
■杭頭を出し、保護用鉄枠をセット
■ビット付ケーシングヘッド
■継ぎ堀り(長尺杭の場合)
■上杭の引き抜き
■施工順序
大口径・長尺杭の場合三点式杭抜機使用

@
A

B

C
D

E

油圧ショベルで杭頭部を出す、(この際杭頭部に爪を引っ掛けないように注意する。)
杭頭部がGL-1m以上ある場合、杭抜き機の転倒防止の為、鉄枠又は、鋼管等を入れ杭抜き機の安全を計る。
-1鉄枠の底部をスコップ等で平らにした後、杭頭の鉄筋をガスなどで切断する。
-2鉄枠セット完了後更に杭抜き機の座る位置に鉄板を敷き安全を計る。
杭頭部にケーシングスクリューを被せる。
減速機を回転させながらくいの回りを掘削し、杭と土の摩擦取り除く、土質によって水又はベントナイトを送り掘削する。
杭打設時の工法によって先端固めをしてある場合、時間をかけて杭の先端まで確実に掘削する。(*以下種類によって施工が違う)
■カッターによるPC杭の切断
油圧チャックによる下杭の引き抜き
(杭頭GL-13mの下杭)
■長尺杭のジョイント切断
■長尺杭の切離し
不要杭を土中で破壊せず完全に抜去
RC杭の場合
F

G



H


I
掘削完了後、上部フランジを切り離すとケーシングスクリューの中に杭頭部が出る。
油圧チャックをケーシングスクリューの中の杭頭部に被せる、杭の頭部をチャッキングし引き抜く、杭の上部に玉掛けワイヤーをかけてチャックを外し杭を引き抜き倒す。
*(RC杭の場合上杭だけが抜け、下杭は残ってしまう)
残った下杭は10m下にあっても油圧チャックをケーシングスクリューの中の下杭頭部に被せ、杭の頭部をチャッキングし引き抜きます。
下杭の頭部に玉掛けワイヤーを掛けてチャックを外し下杭を倒す。以下J〜O
鋼管杭・PC杭の場合
F

G


H


I
-1@〜E掘削完了後、上部フランジを切り離すとケーシングスクリューの中の杭頭部が出る。
-1油圧チャックをケーシングスクリューの中の杭頭部に被せる、杭の頭部をチャッキングし引き抜く、 杭の上部に玉掛けワイヤーを掛けてチャックを外し杭を引き抜き倒す。
-1杭の上部に玉掛けワイヤーを掛けてチャックを外す、上杭と下杭の継ぎ目迄引き上げ下杭を固定する、 継ぎ手部分をガス切断し上杭と下杭を切り離し上杭を倒す。
-1下杭の頭部に玉掛けワイヤーを掛けて引き上げて倒す。以下J〜O
■保護用鉄枠と引き抜いた鋼管杭
■掘削水
■杭径に合ったケーシングスクリュー
注文に応じ掘削穴をソイルモルタル
で現地盤と同等にすることが出来ます。
摩擦杭.ペデスタル杭.木杭.の場合
F
G

H

I
-2前ページ@〜E順で掘削完了
-2掘削完了後 RC杭.PC杭抜きと違い先にケーシングスクリューを引き抜く。
-2くい全体が変形しているので、油圧チャックを使用することが出来ない、 杭の上部に玉掛けワイヤーを手掛けして杭を引き抜く。
-2ワイヤーを掛けた後杭を引き抜く。引き抜いた後、直ちに杭穴を土砂などで埋め戻す。以下M〜O同じ
 
J上部フランジを埋め込んであるケーシングスクリューの上部に接続する。
Kケーシングスクリューを回転させスクリューに付いている土を落としながら引き抜く。
Lケーシングスクリューを引き抜いた後、直ちに杭穴土砂などで埋め戻す。
M埋め戻した後鉄枠を引き抜く。
Nユンボ等で土砂を埋め戻し整地を行う。
O完了
■長尺杭の引き抜き
■競合杭の引き抜き
■引き抜いたPC杭